日本ではまだまだ、マイナーなブランドと言える、TCMの腕時計、今回は、日本における、
TCMの伝道師とも言える、熱い漢（おとこ）。
モントレソルマーレ株式会社の中村氏に語っていただきました。

それを一言で言えば、「個性」だと思います。
最近の時計メーカーは、大きくなればなるほど、確実に売れるデザインの時計を作る傾向が強くなっていると思います。
何故そうなるのかという理由は割愛しますが、その結果がどうなるかというと、
どこのブランドからも同じようなデザインの時計が生まれてくるので、ブランド毎の個性が感じられない。
正直なところ、時計に対する魅力がなくなってきてしまうと思います。

そんな中、TCMは流行に流されない時計作りをしています。
まだ会社の規模もそれ程大きくなく小回りがきくので、ある意味自分達のやりたい事を個性として表現しています。
あまり使われない色を上手に使ったり、珍しい素材を使ってみたりと、ブランドとしての個性を忘れていない点は、
今の時代とても凄いと思います。その反面、彼らは流行やブランドのエゴを押し付けるのではなく、
お客様の意見も柔軟に取り入れようとしています。
お客様の意見を取り入れるという事は、結果として,
お客様が欲しい時計が出来るという訳で、それは商品作りで一番大切な事だと思います。

⬆︎AFF加古、モントレソルマーレ中村氏、今回完成したTCMのAFFモデルは２人の熱い情熱から誕生した。

正直なところまだまだ発展途上のブランドではありますが、流行に流されないTCMとしての個性を軸に、
バランスよくお客さんの希望を融合している点、そこがこのブランドの一番の魅力かと思います。

PROFILE